便を見て腸内環境を知ろう!2

皆さん、こんにちは!

前回、腸内環境を知るには便の硬さや形を確認することが良いとお話ししましたね。

実は、便は他の様子からでも腸内環境を知ることができます。

腸内環境は便の色と匂いから分かることがあります。

 

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・色

 

便が明るめの茶色や黄土色だと、腸内で善玉菌が優位になっている健康な便の色です。

 

もし、これよりも薄い茶色の便だと、善玉菌より悪玉菌が多い状態になっています。

 

また、茶色よりも暗く、黒に近い便の色の場合も悪玉菌が多い証拠の便で、腸内環境の改善が必要です。

 

便の色は、食べたものに関係なく大体同じですよね?

これは、肝臓で作られているビリルビンという物質の作用です。

 

ビリルビン自体は便の色とは違い緑色の液体です。

じゃあなんで茶色の便が出るの?と思いますが・・。

少し複雑なのですが、ビリルビンが腸内細菌と結合することにより、様々な物質に変化していき、最終的にはビリルビンの緑色から私たちが目にしている茶色に近い便の色になります。

 

しかし、茶色とは程遠く、白っぽいなど明らかに便の色がおかしいときは肝臓病などの可能性があります。

また、真っ黒の便が出た場合はタール便と呼ばれていて胃がんの可能性があります。

便の色だけではなく、他の気になる症状がないか確認してみましょう。

 

しかし、病気が原因ではなくいつもより黒っぽいな~程度の状態の便は腸内環境の悪化からくることが多いです。

野菜を意識して多く摂ったり、乳酸菌を取り入れて腸内環境の見直しを行いましょう!

 

・匂い

 

健康な状態の便は、ある程度の匂いはありますが、そこまでひどくはありません。

腸内にある食べ物が良いリズムで消化されているからです。

 

しかし、食べたものが定期的に排出されないと、そのまま腸に残ることになりますね。

腸に残っている時間が長いほど食べ物の腐敗が進み、悪臭がしてきます。

すると、便として体の外に排出された時にも匂いがきつくなります。

 

ちなみに腸内の温度は37度位だそうです。

真夏の時期に室温で食べ物を放置しているような状態になりますね!

 

 

匂いがきつい便は、腐敗が進んでいるので色も黒っぽくなった便が出ることも多いです。

 

また、便だけではなくおならの匂いも変化します。

肉類を多く食べたり、野菜不足の方は時はおならが臭くありませんか?

おならの匂いも腸内環境と関係しています。

悪玉菌が増えるとアンモニアなどの悪臭がある物質ができるため悪臭の原因になるのです。