乳酸菌パワーを最大限生かすために

今回は、乳酸菌の効率的な摂り方をお話ししたいと思います!

腸の中でよい働きをしてくれる乳酸菌、どうせ食べるなら、より健康になれる食べ方をしたいですよね!?

乳酸菌の性質を知り、それに合った食べ方をするのがおすすめです。

 

・摂るタイミングは?

まず、乳酸菌は胃酸が苦手という性質があります。

空腹時は特に胃酸の分泌が多いので、その時に乳酸菌を摂っても、多くの菌がすぐに死んでしまいます。

逆に、食後は胃酸が少なくなり、落ち着いた状態なので乳酸菌を摂るタイミングとしては良いです。

 

・乳酸菌を摂る頻度はどのくらい?

よくCMで「毎日続けましょう」といわれているのはなぜでしょうか?

乳酸菌には寿命があるからです。

始めから腸にある菌とは違い、食べ物から摂る乳酸菌は1週間~2週間ほどで体内から出ていってしまいます。

やはり、こまめに摂るのがコツのようです。

 

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・すぐにやめずに続けてみる

便秘などで苦しんでいる方は早い効果を期待しているのかもしれません。

しかし、乳酸菌は薬ではなく、あくまで食品なので1日2日で効果は出ません。

また、一度に大量に乳酸菌をとった場合も同様です。

このことからも乳酸菌は体内から出てしまう前に摂り続けていくのがべストです。

 

・一度に摂りたい量

では、乳酸菌はどのくらい摂れば効果が期待できるのでしょうか。

前回、乳酸菌は生きたまま腸まで届く菌は少なく、多くの菌が死んでしまうと話しました。

その死んだ菌の場合は5000億~1兆個必要だといわれています。

ちなみに乳酸菌飲料1本で200億個、ヨーグルト1個は100億個ほどです。

菌の数は全然足りなく感じますが、腸まで届く菌が多いとその分効率よく乳酸菌が増えます。1兆個というのはあくまで目安と考えましょう。

 

・摂りすぎるのはよくない?

乳酸菌自体は基本的にとりすぎても副作用はありません。

万が一、乳酸菌を摂りすぎても便として排出されるからです。

しかし、食品から乳酸菌を摂る場合は注意が必要です。

ヨーグルトをたくさん食べるとカロリーオーバーになってしまったり、

漬物をたくさん食べると塩分の摂りすぎになり、高血圧の原因になるからです。

また、乳酸菌を一つの食品からとると乳酸菌の種類が偏っていきます。

このことからも乳酸菌は1つの食品からではなく、いろいろな食品からとるのが理想です。

 

以上乳酸菌の効率のよい摂り方についてでした。

乳酸菌入り食品を食べるときはより効果が出るように工夫してみましょう。