R-1乳酸菌について
皆さん、こんにちは!
乳酸菌と一言で言っても、その種類は200以上もあります。
CMなどでもいろいろな乳酸菌の種類が出てくるため、どれを選べばよいのか難しいですよね。
そこで、今回はこの季節ににぴったりの乳酸菌の種類を紹介していきます。
インフルエンザや風邪などが流行しだし、感染しないように気を付けている方も多いと思います。
定番の予防方法はうがい、手洗い、マスクといったところでしょうか?
これからは、それに加えて乳酸菌が豊富な食事もしていただきたいなと思います。
体の中にウイルスが入ってくることを予防することと、体自体の免疫力を上げていくことでより効果的に予防できるでしょう。
インフルエンザに効果的と言われているものはR-1という種類の乳酸菌です。
これは皆さんも聞いたことがあると思います。
飲み物やヨーグルトなどでありますね。
R-1はナチュラルキラー細胞というものを活動的にしてくれます。
ナチュラルキラー細胞は血液中のリンパ球の20%ほどの割合で存在しています。
体内を回りながら、何か異変のあるウイルスやがん細胞などを攻撃してくれる細胞です。
しかし、年齢とともに細胞の数はあまり変わりませんが、細胞の力は10代がピークで、加齢とともに、細胞自体の力が衰えていきます。
高齢になっても健康的に過ごしたい方はナチュラルキラー細胞を意識的に増やすことを心がけましょう。
他にもナチュラルキラー細胞を増やす方法があります。
・適度な運動を続ける
・健康的な食生活をする
・お酒、たばこは控える
・よく笑う
などがありますが、当たり前のようでなかなか難しい項目ばかりです笑
しかし、R-1を含んだ乳製品を食べることは簡単なので案外続けやすいのではないのでしょうか。
R-1が話題になったきっかけは数年前の研究結果からだといわれています。
毎日R-1乳製品を食べていた人は、食べていなかった人より明らかにインフルエンザになった確率が減り、地域によっては10分の1程のところもあったそうです。
それがTVなどで紹介されると、あっというまに品切れになり、ブームになったこともありました。
今は、流行したものというよりすでに定番商品というイメージですね。
このように乳酸菌の中でも、種類によって得意分野があります。
R-1乳酸菌は免疫力を上げることでウイルスを防ぐことができますので、風邪をひきやすい方などはこの時期に試してみてはいかかでしょう。
乳酸菌がたっぷりの鍋を紹介!
皆さん、こんにちは!
寒い季節になると鍋物が食べたくなりますね!
ちゃんこ鍋や水炊きなどたくさんの種類がある鍋ですか、皆さんはどの鍋がお好きですか?
今回は、乳酸菌をたっぷりとれる鍋を紹介していきたいと思います。
①キムチ鍋
キムチ鍋は今や定番ですね。
豚肉と野菜を入れるのが一般的でしょうか。
特別な食材がなくても簡単においしく作れるのも良い点です。
キムチには植物性乳酸菌が豊富なのでおすすめです。
しかし、前回いったように乳酸菌は温めすぎると効果が弱くなります。
(死んでしまった乳酸菌でも腸にはよい働きをしてくれますが)
キムチを入れてからぐつぐつ沸騰させることはせずに仕上げにさっと入れて食べましょう。
そうすると、せっかくの鍋が冷めておいしくなくなってしまうのでは・・?と
思う方もいるかもしれません。
しかし、人間は体温より30度くらい高いものと低いものをおいしいと感じることが多いです。
もともと100度近い食べ物は食べることができませんので、仕上げにキムチを入れて少し冷めた温度の鍋はおいしく食べられるでしょう。
乳酸菌は長い時間たつと働きが弱くなるので、できれば何回かに分けて加えていくのがベストです。
また、鍋の締めをチーズリゾットにすると、乳製品の動物性乳酸菌とキムチの植物性乳酸菌が同時にとれちゃいます!
②麹を使った鍋
麹とは、前回紹介した甘酒の原料です。
麹と一言で言っても塩麹、醤油麹など色々な種類がありますね。
お好みの麹とだし汁で鍋のつゆができます。
麹の効果で味に深みが出るため、あまり調味料を使わなくてもおいしく食べることができます。
調味料が減るため、減塩効果もありお勧めです。
また、肉など柔らかくしっとりと仕上げてくれるのでまさに万能調味料ですね。
麹の作り方は意外と簡単です。
①米麹と塩をよく混ぜて、水を加える。
②容器に入れて室温におく。
③1日1回程度かき混ぜて、発行させる。
④1週間ほどして麹の粒がなくなってきたら出来上がり!
このように難しい手間もなく、作れちゃいます。
一度まとめて作っておくと、いろんな料理に使えるので便利です。
ただ、1週間ほどはかかるため、どうしても早く食べたい方は市販の液体塩麹を利用しましょう。
今回は乳酸菌が取れる2種類の鍋つゆを紹介しました。
鍋つゆだけではなく、鍋の味を控えめにしてつけだれでアレンジするのも楽しいですね。
色々試して、皆さんのお気に入りの味を見つけてみてください!
甘酒と乳酸菌について
皆さん、こんにちは!
今回は乳酸菌が豊富なおすすめの食品を紹介します。
それは「甘酒」です。
寒くなるこの季節に美味しい飲み物ですね。
甘酒って乳酸菌が入っているの?と不思議に思う方もいるでしょうが・・。
甘酒の材料は酒かすや米麹で、発酵しながら作られています。
しかし、それだけではなく、発酵途中で乳酸菌も増えていくため、甘酒には乳酸菌も含まれるのです。
今回はそんな甘酒についてです!
甘酒はなんと江戸時代からあり、庶民の飲み物でした。
当時は食品を保存できるような保冷機能もなく、夏は食中毒にかかりやすい時期でした。
これを予防するために甘酒は飲まれていました。
また、栄養失調の予防にも飲まれていたそうです。
昔から栄養満点の飲み物ということは知られていたのですね。
そして、庶民が無理なく買えるように、甘酒の販売価格の上限を江戸幕府が決めていたそうです。
このように、江戸時代の甘酒は気軽に飲める飲み物でした。
ところで、甘酒には2種類ありますね。
・米麹の甘酒
米麹と米を保温しながら作ります。
ゆっくり保温することで、でんぷんから甘味がでます。
米麹は砂糖を入れていなくても甘味があるため、低カロリーです。
また、アルコール分がないため、いつでも飲めて子供にも飲ませることができます。
・酒かすの甘酒
酒かすとに砂糖が入っているものがほとんどです。
風味が良く、市販されているものは酒かすの甘酒の方が多いです。
このように甘酒には2種類あり、どちらも体に良いです。
しかし、乳酸菌を含む甘酒は米麹の甘酒だけです。
そして、この時期は温めて飲む方も多いでしょうが温度には注意です。
なぜなら、乳酸菌は暖かすぎると死んでしまい、せっかくの乳酸菌の効果がなくなってしまいます。
乳酸菌が死んでしまう温度は65℃以上といわれているので、温めすぎずに少し暖かい位の温度で飲みましょう。
このように植物性の乳酸菌が含まれている米麹の甘酒ですが、他にもさまざまな効果があります。
①ビタミンB群が豊富
糖質の代謝にかかせない栄養素です。
疲労回復用の医薬品などにもビタミンB群が含まれています。
②栄養素のバランスが良い
炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスが良いため、最近では「飲む点滴」と言われているようです。
美肌効果もあるため、乳酸菌との相乗効果が期待できますね!
これから寒くなる季節の風邪予防にもなりますし、体調が悪いときでも甘酒を飲むことで回復が早くなります。
皆さんも、毎日の習慣にしてみてはどうでしょうか。
乳酸菌サプリってどう?
皆さん、こんにちは!
乳酸菌が多い食材などをお話ししてきましたが、もっと手軽に乳酸菌の効果がほしいという方はいませんか?
現在、乳酸菌配合のサプリメントが多く販売されていて、人気が出ています。
今回はそんな乳酸菌配合のサプリメントのメリットやデメリットを紹介したいと思います。
・メリット
サプリは持ち歩くことができるため、いつでも食べることができます。
忙しい方は毎日食事をを気を付けるのは大変で、挫折しがちになってしまいますよね。
その点、サプリなら気が付いた時にさっと食べることができるため、続けやすいという点があります。
他にサプリは低カロリーという点があります。
乳酸菌が多く入っている食品は、乳製品や発酵食品など特に高カロリーのものではありませんが、毎日ある程度の量を食べているとカロリーオーバーになっていることもあります。
例えば、ヨーグルトを乳酸菌のために食べ続けたら毎日100Kcalほどは多くなります。
人間の1㎏は約7000kcalなので、計算上は2か月半ほど続けたら体重が1㎏増えてしまうことになります。
サプリは1粒数kcalしかないため、ほとんど影響はありません。
体重を気にされている方にも問題なく使用できますのでお勧めです。
・デメリット
サプリは、きちんと使用量を守らないと副作用の可能性があります。
サプリは医薬品ではなく、あくまで食品の扱いなので、重い副作用の可能性は少ないです。
しかし、全く問題がないわけではありません。
乳酸菌配合サプリは、たくさんの乳酸菌を凝縮して作られています。
私たちががんばって食べている乳酸菌の量をはるかに超える分がサプリだと数粒で簡単に摂れてしまうのです。
すると、乳酸菌の摂取しすぎによる副作用の可能性も増えます。
その点は頭に入れておきましょう。
また、体に合わなかったりすると体調が悪くなることもあります。
特に、初めて飲むサプリは体調を見ながら慎重に続けていきましょう。
・注意点
これは、乳酸菌配合のサプリに限ったことではありませんが、販売している会社が安心できるところなのかを確認しておきましょう。
あまりにも安すぎたりする商品は乳酸菌の量が少なかったり、安全性が低い場合もあります。
海外製品も注意が必要です。すべての海外製品がだめというわけではありませんが、中には粗悪な商品もあります。
また、外国語の説明書がきちんと読むことができないとなにかあった時に不安ですよね。
以上、乳酸菌配合サプリのメリット・デメリットでした。
サプリはすぐに体に効くものではないので、1か月位は続けてみましょう!
便を見て腸内環境を知ろう!2
皆さん、こんにちは!
前回、腸内環境を知るには便の硬さや形を確認することが良いとお話ししましたね。
実は、便は他の様子からでも腸内環境を知ることができます。
腸内環境は便の色と匂いから分かることがあります。
・色
便が明るめの茶色や黄土色だと、腸内で善玉菌が優位になっている健康な便の色です。
もし、これよりも薄い茶色の便だと、善玉菌より悪玉菌が多い状態になっています。
また、茶色よりも暗く、黒に近い便の色の場合も悪玉菌が多い証拠の便で、腸内環境の改善が必要です。
便の色は、食べたものに関係なく大体同じですよね?
これは、肝臓で作られているビリルビンという物質の作用です。
ビリルビン自体は便の色とは違い緑色の液体です。
じゃあなんで茶色の便が出るの?と思いますが・・。
少し複雑なのですが、ビリルビンが腸内細菌と結合することにより、様々な物質に変化していき、最終的にはビリルビンの緑色から私たちが目にしている茶色に近い便の色になります。
しかし、茶色とは程遠く、白っぽいなど明らかに便の色がおかしいときは肝臓病などの可能性があります。
また、真っ黒の便が出た場合はタール便と呼ばれていて胃がんの可能性があります。
便の色だけではなく、他の気になる症状がないか確認してみましょう。
しかし、病気が原因ではなくいつもより黒っぽいな~程度の状態の便は腸内環境の悪化からくることが多いです。
野菜を意識して多く摂ったり、乳酸菌を取り入れて腸内環境の見直しを行いましょう!
・匂い
健康な状態の便は、ある程度の匂いはありますが、そこまでひどくはありません。
腸内にある食べ物が良いリズムで消化されているからです。
しかし、食べたものが定期的に排出されないと、そのまま腸に残ることになりますね。
腸に残っている時間が長いほど食べ物の腐敗が進み、悪臭がしてきます。
すると、便として体の外に排出された時にも匂いがきつくなります。
ちなみに腸内の温度は37度位だそうです。
真夏の時期に室温で食べ物を放置しているような状態になりますね!
匂いがきつい便は、腐敗が進んでいるので色も黒っぽくなった便が出ることも多いです。
また、便だけではなくおならの匂いも変化します。
肉類を多く食べたり、野菜不足の方は時はおならが臭くありませんか?
おならの匂いも腸内環境と関係しています。
悪玉菌が増えるとアンモニアなどの悪臭がある物質ができるため悪臭の原因になるのです。
便を見て腸内環境を知ろう!
皆さん、こんにちは!
今回は、便の状態と腸の関係について詳しく説明していきます。
あなたは、毎回便の状態を確認していますか?
便を見ることで、今の自分の腸の状態が良く分かります。
そもそも便とは何からできているかご存知でしょうか。
食べたものが体の中に吸収された後のゴミだと思いがちですが、それだけではありません。
食べ物のゴミは、実は便の成分の10%ほどなのでわずかです。
便に一番多く、70%ほどを占めているものは水分です。
そして、水分の次に占めているもの(20%ほど)は、なんと乳酸菌を含めた腸内細菌なのです!
1gの便に1兆個もの大量の腸内細菌が入っているといわれているため、便を見れば腸内細菌の様子も分かるという仕組みです。
このブログでおすすめしている乳酸菌も、便の状態が良くなって効果を実感できれば、モチベーションにもなり、乳酸菌を続けやすくなりますね!
今まで気にしていなかった方も、蓋をして流す前に便の状態を一目で良いので確認してみましょう。
・泥のような便
下痢のような液体便とまではいかなくても、泥のような柔らかい便が続く場合、腸内環境が良くなく、消化吸収がきちんと行われてないということです。
柔らかい便が続くとかぶれを起こすこともあります。
・ころころの便
硬く、ころころしている便はまずは水分不足が考えられます。
ただし、水分不足だからといって一度に大量の水分を摂ると尿として排泄されてしまいます。毎日こまめに水分を摂りましょう。
硬い便は出すときに苦痛を感じることが多く、痔の原因にもなります。
また、腸の蠕動運動が少なく、便に留まる時間が長いため水分が吸収されやすいいうこともあります。
また、お肉をたくさん食べる方に多い便です。
もう少しバランスのとれた食事を心がけ、乳酸菌だけでなく、食物繊維など積極的に摂ることが大切です。
・細い便
食事量が少なすぎても、腸の機能が低下します。
体重を気にするあまり、食事を控えていると腸内細菌が減り、消化不良を起こすことがあります。
また、細い便が続くときは、水分の摂りすぎている場合もあります。
ただし突然、便の太さが変わったら腸内環境だけではなく、病気の可能性もありますので、注意が必要です。
このように便の形だけでも様々な種類があり、腸内環境の様子が分かります。
もっと詳しく知りたい!という方はブリストルスケールという基準の表があります。
これを確認して、自分の腸内環境を知るというのも良い方法です。
日本の乳酸菌の始まりは奈良時代!
皆さん、こんにちは!
前回は外国での乳酸菌の始まりについてお話ししました。
乳酸菌についての本格的な研究が進んだのは100年ほど前からですが、昔から遊牧民の方が知らず知らずのうちに乳酸菌飲料を作り、飲んでいたことには驚きでしたね!
では、今回は乳酸菌の日本の歴史についてお話していきたいと思います。
日本ではどのくらい前から乳酸菌を利用していたのでしょうか?
市販の乳酸菌飲料やヨーグルトが日本に広まったのは、世界中で研究が進んでいた明治時代ごろからです。
しかし、日本でも乳酸菌を使った食品は奈良時代からあったといわれています!
昔の書物に塩漬けという漬物を作っていたという記録があるそうです。
それが日本の乳酸菌入りの食品の始まりです。
もちろん、その時は乳酸菌自体が解明されていませんので意識をして作っていたわけではありませんが・・。
昔の日本は冷蔵技術などがないため、食材を長持ちさせて腐らせないことは大切でした。
塩漬けにするという技術により、食材を長持ちさせ、今まで届けることのできなかった遠くの地域にまで食材を運ぶことを可能にしました。
そこから漬物の歴史が始まり、様々な漬物が生まれました。
北海道のニシン漬けなど、地方によって特徴のある漬物もたくさんありますよね。
漬物をはじめとして、日本食には味噌汁や煮物など食物繊維がたくさん含まれています。
このような食事を昔からの習慣で摂っている日本人は、それに合った体の仕組みになっています。
食物繊維は消化に時間がかかるので、日本人は腸が長くなったそうです。
昔から家庭で作っていた漬物には植物性乳酸菌が豊富です。
ぬか床や麹などには乳酸菌が含まれています。
それらを材料にした漬物には乳酸菌が豊富で、発酵していくと更に乳酸菌も増えていきます。
植物性乳酸菌は生きたまま腸に届き、死滅することが少ない丈夫な菌です。
外国人より長い間腸を持つ日本人が摂っても、効果が出やすいのです。
また、日本人の中には乳糖不耐症といって乳製品が体に合わない方もいます。
そのような方にも、乳製品ではない植物性乳酸菌は下痢などを起こさないので、おすすめです。
ただし、漬物全部に乳酸菌が含まれているわけではありません。
例えば、浅漬けなど調味料でつけたものには乳酸菌が入っていません。あくまで、乳酸菌が入った材料で作った漬物だけです。
漬物を食べているから植物性乳酸菌を摂っているとは限らないので、注意しましょう!
また、市販の漬物を購入する際にはできるだけ原材料を確認して保存料が少ないものを選びましょう。
保存料が多すぎると乳酸菌が少なくなってしまいます。
このことから考えると手作りの漬物が一番なのですが、なかなか難しいですよね笑